『オーバーロード』を読み進めてみて

タスク管理本を読み終えた翌日にも拘らず全くタスクを進めることなくオーバーロードを読み耽ってしまった。本当は少しだけ読み進めるつもりだったのが,手に取った巻を最後まで読もうと思ってしまい,それがちょうど第5巻と上下巻の上巻だったものだから結局1冊読み終わっても次の巻を取る手を止めることができなかった。

読み進めるうちになんとなく気になった点が幾つかあったのでメモ程度に残しておく。もしかすると後々読書感想文カテゴリで再度取り上げることがあるかもしれない。

1点目。1巻が一番丁寧に編集校正の手が入っていたように感じる。2巻以降は1冊の内に何か所か誤植や不自然な重言表現が見受けられた。

2点目。数詞の表記法が途中から変わったようである。書籍の『オーバーロード』シリーズは縦書きであるが,少なくとも1巻では位取り表記法が採られており,第10位階であれば第一〇位階と記されていたのが,いつの間にか第十位階と表記されるようになっていた。

3点目。上記の通り数詞の表記がシリーズ内で統一されていないことと関係するかもしれないが,どうやら刷数を重ねても誤植の訂正はあまり積極的に行われていないようである。私がシリーズを買い揃えているのは最近のことであり,どの巻もかなり刷数を重ねているようであるが,それでも私が気付くことのできる程度の誤植が幾つか残されているということは,そもそも版数を重ねなければその辺りの訂正も行われない方針ということなのであろう。

思い出せる限りではこのようなところに気がかかった。とにもかくにも,今日進められなかったタスクの埋め合わせをどう分配するかを考えなければならない。