パブー閉鎖と聞いて(『修訂 絹と立方体:架空の文字の大図典』)

読書管理・記録サービスなるものが世にあると聞き,折角計画的読書生活を営もうとしているのだからついでに導入してしまえということで,いくつかのサービスを検討した結果ブクログというものを使ってみることにした。

このブクログ,提供会社が電子書籍作成・販売サービスであるパブーの立ち上げ会社であるらしかった。そのパブーが今年の9月30日をもって閉店するという。私自身パブーを使って電子書籍を出版したことも,出版された電子書籍を購入したこともなかったのだが,世の中にはそういう便利そうなサービスもあるのだなと思って存在は認知していた。

私がパブーを知ったのは『修訂 絹と立方体:架空の文字の大図典』がパブーで無料公開されていると知ったからである。2006年に発行された木村守一編著の自費出版書籍であるらしいのだが,古今様々の架空の文字が図解してある大変にロマンあふれる一冊である。パブーのサービスが終了するとアクセスがまた難しくなるかとおもわれたが,どうやら編著者の代理人Yahoo!ボックスというサービスでpdfとmobiのデータを公開してくださっているらしい。とはいえこのYahoo!ボックスでの公開ページはGoogle検索結果に引っかからないようなので,URLを知らっていなければ今後アクセスするのは厳しいかもしれない。

今回のパブー閉鎖を機に改めて『修訂 絹と立方体』について少し調べてみれば,これが出版された翌々年の2008年に,続編となる『声と三稜鏡:架空の文字の図典・続』が出版されていたことを知った。この本にもぜひ一度お目にかかってみたい。

このエントリを書いている途中でPCが急に再起動してしまった。編集状態はセーブされていたようで助かった。5年物のSSDがCドライブに当てられているから,そろそろ寿命なのかもしれない。どうにか改修するなり新しいタワーにするなりの対策を早急にとらねばならないようだ。